shell日記

Pearl&strings

父をわたしを解剖する

 

今年春に久しぶりに会った時の父を思い出すと、

涙がこぼれそうになる。

心が死にかけていたのは、

本当だと思う。

着ていたシャツも、ぜんぜん父に似合わない酷いものだった。

着るものなんてどうでもよかったと言っていた。

 

 

よく電話で言っている、

「いま貝ちゃんから見捨てられたら、

パパにはもう生きていく気力はないだろうな」

の言葉は、

半分 ほんとうのことだろうと思う。

そう言いながら、

父の言葉や行動には真逆のことが現われたりするから、

わたしは安定した気持ちで、

父に対して優しく接することが難しい。

なんて『変』な父なんだろう?

と思うわけです。

 

しかも、わたしが関係を断ち切ってしまったら、

「父は死んでしまうかもしれない」

という責任を背負ってしまってるんです。

(これもね、自分の責任だと思うか思わないかは、わたし自身の問題と責任です。自分で決めなければならないこと)

10日に電話で、

「それでパパが死ぬならそれはパパの自由だ」と、

もう少しで言い放つところだった。

 

この「半分ほんとう」の半分というのはね・・・

「父はそんなに弱い人ではない」と、

わたしが信じている部分。

実際父は強い人です。

 

 

父の心の中には、

父親としての威厳を保ちたい

という気持ちがあるんだと思う。

 

貝ちゃんなどに頼らなくても パパは、

本当は大丈夫な人なんだよ・・。

皆に必要とされているし、頼りにされている。

(これは本当だと思います)

世間の常識的な路線を守る必要があるから、

ほんとうはパパに近づきたくても、

人は遠慮があって近づくことができないから・・

それでパパは 一人なんだよ。

 

と、言いたいのだと思う。

そうした事情が、毎日まいにち・・

くり返し述べられる。

「人生は短いのだから積極的に話を進めてみたら?」

とわたしもくり返し言いつづけてきた。

 

パパもちょっと積極的に言ってみようかな?

ダメならダメで、諦めればいいんだからね。

 

と、父も言うようになった。

 

 

実は、信じられない話だけれど・・

縁談の話なんです。

同じマンションのお母さんが、以前から、

「うちの娘をもらってくれんね?」と、父に何度かおっしゃるそうで、

その娘さんにおすそ分けの品など持たせて

届けに来られたりなさるそうです。

未婚のお嬢さんで、しかも現役で会社経営者であるお父様よりも父のほうがずっと年上なんです。

 

それは、話がまとまれば、

同じマンションでご両親もいらっしゃるので、

さびしくなくて父も幸せに過ごせるかもしれない。

そうなれば、

わたしはいないほうがいいですし、

めんどうだから(わたしの残りの時間を大切にしたいから)

父とは縁を切ろうと思いますが。

わたしとしては、さびしい話ではあるのです。

 

わたしが苦しいのはきっと、そこのところと、

それが最悪の結果をもたらすかもしれないという不安。

その時わたしは、

どうするかな?という わからなさ。

 

わたしには犬たちと薔薇があるので、

絶望的とまではいかないけれど・・。

 

 

それにしても、他所のお爺さん

(あと数年で介護が必要になるかもしれない人)を・・・

40歳くらいのお嬢さんやご家族のみなさんが、

心から愛して、お世話してくださるかしら?

と・・・

少し不思議な、

恐ろしい気もするのです。

(この話、先日院長先生にお話ししたら先生は、視線が上に向いて無言でした*)

 

それを、

娘さんのお母さんが積極的にすすめるというのも

不思議で

不思議で・・・。

 

 

父は結構自信家のところがありますから、

(女性からは常にチヤホヤされてきた人ですし・・)

「自分にはそれだけの価値がある」と、

思っているかもしれません。

まあわからない。

人生には不思議なことが起こるものですから。

 

 

=====

 

 

アイスバーグの黄色くなりかけた葉を、

きょうも10枚くらい折りとった。

残していた白い蕾が明日には咲くかも*

秋(冬)の薔薇は、

すこし花びらの色に赤みを帯びて咲くんだな・・

 

白い蕾の中のほうが

ほんのり暖かい色に見える。

 

 

=====

 

 

書いたら 少し落ちついた。

 

思えば父には、

「家庭を持つ人」

の空気がないんです。

そういう雰囲気ではない。

 

わたしもそんなことを何人かの人に言われたので、

そうなんだと思う。