灰色の雲

 

しっかりの曇り空です。

昨夜もむつかしい夢であまり眠れず。

 

高い天井まであるガラス窓の、

鍵が、

手の届かない

遥か高いところにあって、

これから来る嵐にそなえて、

鍵を閉めておかなければならないのに 

届かない。

 

いまにも雨がザァーッと降りだしそうな黒い雲が、

大きな窓いっぱいに広がっている夢。

そんな夢を見ながら、

意識の端にはリディとグレのあたたかいカラダが、

もごもごしていた気がする。

 

夢で疲れるのは、

ずいぶん損した気持ちです。

 

 

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「一人」 というのは、

必要な時間でもあるし、

むつかしい時間でもあるのでしょう。

 

父は、

「一人でいると気が狂いそうなときがある」 

という。

その感じはわからなくもなくて・・・

『パパは今ごろ気が狂いそうになっているかも?』

と思うと、

わたしもおかしくなりそうになる。

 

それなら・・・

叔父(父の弟)が1か月くらい来れば? 

と言ってくれているのに、

行けばおしゃべりして過ごせると思うのに、

「気を遣うし遠いしつかれるだろうから行きたくない」

というのです。

『いま会わなかったら、もう死ぬまで会えないかもしれないのに・・いいの?Nおじさんに会わないままでも?』

と聞くと、

「いやもういい。Nはああせいこうせいとうるさいからね・・家族にも気を遣うし、まだ此処におるほうがパパは楽だ」と。

それに近頃は、

弟夫婦が帰省したい というのを、

もう2回も断っているんです。

わたしの体調の悪い時にこそ、帰ってもらって、楽しく過ごしたらいいじゃないのよね。

 

だからね・・・

やっぱり「父が選んだ一人」です。

それでもわたしが、

「パパが選んだ一人だからね」というと、

「ちがうよ。仕方がないからよ」

と言います。

 

 

わたしだってそうです。

 

寂しいと言ったって・・・

誰かといるよりも一人がいいから、

そのほうが楽だから、

一人を選んでいるのです。

 

 

 

もうすぐ冬が来るなぁ・・・と思わせる

寒々とした空です。