あたたかい夜

 

寒いとつらいと思っているから、

犬たちにも着せて出ましたけれど・・

あたたかい夜でした。

寒いよりはいい。

 

夕方、ピーコロ鳴くリディたちに起こされた。

目を開けると、

小さな二つの顔が見下ろしていた。

それから手が出たり、濡れた鼻でつつかれたり、

コロコロクネクネ・・起きずにはいられない。

 

コンコン咳をしながらいつもの公園をまわって、

キンモクセイの木のところまで行こうと思った。

それで帰ろうと思っていたんだけれど・・・

結局、

川のそばの草地まで歩きました。

キンモクセイの花はたくさん咲いていて

香りを楽しんでいると、

リディたちは退屈して

「早く行こうよ」と引っぱります。

犬たちは花の甘い香りにはまったく興味がなくて

ミミズとか・・

カエルの干からびた匂いなどが好きです。

地面にほおずりしている時は、そういう時。

 

あたりまえの 何でもないことだけれど、

今日、お散歩出来てよかった。

そして、

家で暮らせることを幸せに思います。

 

 

 

風邪をひくと

わたしの存在すべてが

ヒリヒリとした半透明の膜に覆われて、

なんとなく閉じた感じになる。

 

しんどくて、

周りに関心をもてなくなるんですね・・

もともとあまり周りに関心がない。

閉じるのはきらいではないから、

症状の重さの中にも憩う自分がいるというか・・・

諦めてそれなりに過ごすことができる。

 

重い病気で

長く患って暮らしている人にも、

その人にしかわからない幸せが、

何か あるのではないかな?・・と思えるのです。

 

帰り道。

暗い空に、あらわれたような白い雲が

ぽかりぽかり浮かんでいました。