滑り台

 

奇妙な

滑り台の夢でした。

 

 

よくわからないままに、

いくつかの大掛かりな遊具を

たくさんの人たちとめぐっていた。

 

 

土や枯草のこびり付いた

真四角の

身体のやっと通るレンガ造りのトンネルを二つくぐって、

すべり降りるようになっている。

 

それは、

山の斜面を利用してつくられた滑り台で、

はるか下には、暗い色をした海が見える。

海のむこうにも、島なのか、

緑の山が見えます。

 

古ぼけた水色の、

ところどころ色の剥げた滑り台は、

山の勾配にしたがって地面に埋め込まれるように、

人一人が滑る幅にコンクリートで作られている。

真っ直ぐ下に向かっていて、

途中、勾配のゆるくなったあたりには

水のたまったところも見える。

 

山の勾配が急なので、

その先の方は、滑り台がどうなっているのか、

ここからはわからない。

 

 

わたしの先に進んだ女の子が、

まるで土に埋まってでもいたかのように

髪にたくさんの土をつけて、

二つ目のレンガのトンネルを下から登ってきました。

なにやら必死の様子で、

無言でいる。

わたしは その女の子を抱きかかえました。

「やめるの?」と尋ねると、

そうらしい。

わたしは女の子の土だらけの髪を見ただけで、

お顔を見ていない。

 

なんだか怖ろしくなって、

わたしも滑り台を降りるのはやめにして、

二人で初めの一つのトンネルをくぐって上に出ました。

 

 

 

そこは、

山の頂上に造られた落ちついた住宅地で、

曇り空の夕方のような灰色の空でした。

ロータリーの中央には大きな石の記念碑があった。

アスレチッククラブのような雰囲気では

まったくない。

 

わたしたちの後につづいて、

滑り台を降りるはずだった たくさんの人たちは、

あの、奇妙な滑り台のことなんて

すっかり忘れてしまった様に、それぞれ連れ立って、

住宅地のなだらかな道を歩いて降りてゆきます。

それは穏やかな日常の風景です。

 

みんな

何処へ行くのだろう?

女の子は何処へ行ったのか?

 

 

さて?

 

わたしは

何処へ行けばいいのか?

何処へ帰ればいいのか?

 

 

 

 Fatiador de abacate

ピンタレスト画像より こんなのがある・・・*>

 

 

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夢はいつも

奇妙なものです。

 

夢の滑り台と、

女の子の土だらけの髪と、

その下に見えた暗い海の色が・・・

心にこびり付いてはなれない。