夕顔果実

 

 

 

賑やかな笑い声に満ちた時間は 一瞬で過ぎ去って、

また一人になって 

次のこと。

 

きのうは3名のひな祭り女子会となりました。

 

 

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今朝の写真。まだ笑い声が聞こえてくるような・・・

今朝は7時までよく寝ていた。

 

 

 

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かんぴょうを洗って塩もみするところまでは覚えていたのですが、

下茹でするのを忘れていて・・・

煮汁がなくなるまで煮たかんぴょうを食べてみて気がついて、また煮直し。

 

 

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右があたらしく下茹でしているかんぴょう。左のコンロには煮直しているもの。

 

 

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あたらしく下茹でしたかんぴょうは、やわらかくなりすぎました。

煮上がった時に弾力や歯ごたえが残っていたほうがいい。

難しいものですね・・・・。

かんぴょうだけで5時間以上かかっています。

 

 

 

 

ひと巻きの巻きずしにたどりつくまでの、それぞれの具材にかかる長い時間を、

わたしは一人ですごしていたわけではなくて、

これまでご馳走になってきた夫人たちや、

お寿司屋さんのカウンター奥に少し見えた、玉子を焼く手元の様子、

お寿司についての様々な 言葉 など。

思い出すことがたくさん。

恩恵をうけてきた たくさんの人々と再び出会って共に過ごした時間だと思う。

 

 

母の友人の言葉で、ずっと胸に残っていた

 

『長い時間をかけて作ったお料理が、一瞬で 美味しい美味しい・・とお腹の中に消えていく、そこがいいのよ』

 

その時の幸せそうなお顔を思い出すのです。

当時のわたしは20代で、

その不思議な言葉に首をかしげるばかりで・・・

その夫人のお寿司は絶品でした。

 

 

 

 

 

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ピンタレスト画像より> 酒井抱一 扇面夕顔図

 

心あてにそれかとぞ見る白露の

光そへたる夕顔の花

 

(白露の光を添えた夕顔の花のようなお姿は、もしかしたら光源氏の君では・・・)

源氏物語 夕顔>

乳母の見舞いに源氏の車が着いた時、表門が閉まっていたので、乳母の息子 惟光(これみつ)を呼び、開けさせようとしている間に、隣の家の夕顔に目がとまり、家来に一房折ってこいと命じます。

 

家来が白い夕顔の花の蔓を折っていると、可愛らしい女の童(めのわらわ)が出て来て、香をたきしめた白い扇をさし出して、

「この上に花をのせてさし上げてください。蔓も頼りない扱いにくい花ですから」といいます。

扇には、

 

心あてにそれかとぞ見る白露の

光そへたる夕顔の花

 

と書いてあります。

 

 

*****

 

干瓢(かんぴょう)は夕顔の果実だそうですね。

ベランダで夕顔の花を咲かせていた頃もありました。

 

わたしはと言えば、夕方からの人間ですから、

暮れてゆくベランダに浮かぶように、

白くゆったりとひらく夕顔の花はちょうどよかった。

ひかえめな甘い香りのする花。

 

かんぴょうを下茹でするお鍋の湯気の中に、

夕顔の

花の香りがひそんでいるように感じられたのは

気のせいだろうか。