海辺の写真

 

 

無垢板でつくられた

どっしりと厚みのあるベンチは陽にあたって

白くさらさらと

手のひらにあたたかそうに見える

年輪がきっと 指に心地よく感じられるだろう

 

ベンチには

目と心があって

一人静かに空や海を眺めている様にも見える

 

むこうには

砂浜と冬の海

遠くの波打ち際を

人が寄りそって歩いています

 

 

「寄りそう」

というのは いいなあ

 

支配するでも 

しがみつくでもなく

自然に寄りそうのはきっと 美しいことだろう

 

なにも

とくべつなことはなくても

誰かと寄りそって生きていけるなら

それは穏やかな

幸せというものではないかな

 

心から

そう思います

そしてわたしには

それが

とてもむつかしいのです