白い花束

 

 

誰もいない 草の生えた道。

車は、道をふさぐように止まっていました。

 

両側のドアを大きく開け放って

まるで、

「どうぞ 車の中を通ってお進みください」

と言っているかのようです。

 

わたしは

何処へ行こうとしているのか

わからないし・・・

車の上から 中を見ている。

まるで車のボディーが透けて中が見えるみたいに。

 

 

 

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シートのない車の真ん中には

白いチューリップの花束がありました。

その横には薄く赤い、

百合のような花があった。

 

道をふさいだ車のすぐそばには

開かれた家があって、

風が吹いて

水色のカーテンがはたはたと舞い上がっています。

 

誰も住んでいないように静かな室内で・・・

入口から見える部屋の奥にはガラス窓があって

窓の向こうは明るい緑に輝いて見えた。

 

なにも起こらない

風が吹いているだけです。

 

 

 

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夢を思い出して

絵に描いてみました。

花束が大きくなりすぎました。

横にあった赤い花もそうです。

 

夢の中のは、もっと遠くに

小さく見えた。