shell日記

Pearl&strings

天与

 

 

先日載せました植物と昆虫の素晴らしいスケッチは、

17世紀の画家で自然科学者でもあり、昆虫学に大きな貢献をもたらした偉大な女性の手によるものでした。

 

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ピンタレスト画像より>

Anna Maria Sibylla Merian (1647‐1717)69歳没 

 

教えてくださったセネシオ様に心より感謝です。

 

 

才能というものは「天」が与えたものと思い、

またその才能に生まれた人の境遇も、

天が与えるものだろうか・・と思ってみるのです。

マリア・ジビーラ・メ―リアンの生涯は、決して安楽なものではなかったと思いますが、才能を開花させるための豊かな人的環境に恵まれていたのでしょう。

自身の努力と決断とでその環境を調え守ったとも言えます。

このマリアの母親も素晴らしい方だったのでしょう。

 

父親はマリアが生まれて3年後に病死しています。

 

 

父親 マテウス・メ―リアン

File:MatthaeusMerian.gif

ウィキペディアより>

マテウス・メ―リアン 1599‐1650 バーゼル(ドイツ・フランス・スイスの3国国境に位置する都市)生まれ。(チューリッヒで銅版画を学んだ版画工で「メ―リアン出版社」の経営者。 スイス人)

フランス・パリで技術を磨き、ドイツ・フランクフルトで、「テーオドル・ド・ブリ」の出版社に勤め、テーオドルの娘、マリア・マグダラと結婚。

結婚後バーゼルに戻り、自己のスタイルを確立。

義父テーオドルが亡くなって出版社を継ぐためにフランクフルトへ引き返したそうです。

1626年には公民権を取得して独立で出版社を立ち上げています。

お父さんは版画工というよりは実業家ですね。

 

娘マリア・ジビーラ・メ―リアンが生まれて3年後に亡くなります。(病死)

 

 

ウィキペディアより>

「フランクフルト」 マテウス・メ―リアン

 

 

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ウィキペディアより>

プラハ窓外投擲事件」 マテウス・メ―リアン 

こんな事件があったのでしょうね?・・

 

 

マテウス・メ―リアンが亡くなって11年の後、

オランダ人の母マグダラは1661年に静物画家のヤコブ・マーレルと再婚。

娘マリア・ジビーラ・メ―リアンの持つ天賦の才に気づいたヤコブはマリアを指導。

絵の制作のために留守をする時には弟子のアブラハム・ミグノンに面倒を見させたそうです。

 

 

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ウィキペディアより>

ヤコブ・マーレル(1614‐1681)自画像 (エッチング

 

 

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ウィキペディアより> (ヤコブ・マーレル)

Two Tulips, a Shell and an Insect.  Jacob Marrel

アムステルダム国立美術館

 

 

 

 

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ウィキペディアより> (アブラハム・ミグノン)

Vase of Flowers  Abraham Mignon (1640-1679)

エルミタージュ美術館

フランス語 Hermitage(エルミタージュ)は隠遁者という意味だそうですね?

隠遁者の美術館・・・?

 

アブラハム・ミグノンはヤコブ・マーレルの弟子として留守の間マリア・ジビーラ・メ―リアンの面倒を見た。

 

※ 追記 

セネシオ様 

ありがとうございました ♡

コメント欄にお書きくださったこと感謝です!

 

フランス語の エルミット(Hermit)が隠遁者の意味で、

アージュ(-age)が住みか の意。

エルミタージュ(Hermitage) は、フランス貴族が建てた個人的な離宮を指していたそうです。

 

あ~ヨカッタ・・・♡ ありがとうございました!

 

 

 

マリア・ジビーラ・メ―リアンの画集「新しい花々」の表紙。

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<古書 玉椿より> 3,800円(SOLD OUT)

1999年 ハードカバー(19.5×31.5)ドイツ語

新しい花々 Neues Blumenbuch

画/Maria Sibylla Merian

序/Thomas Burger

 

 

義父のヤコブ・マーレルのチューリップよりも

マリア・ジビーラ・メ―リアンのチューリップのほうが力強い印象です。

 

 

マリア・ジビーラ・メ―リアンの素晴らしさについては、

何も説明出来てはいないのですが・・

まわりを少しめぐってみました。

 

彩色された絵ももちろん美しいと思いますが・・・

わたし自身は、はじめに載せた上のスケッチがいちばん好きです。