バルテュスと節子夫人

 

 

画家バルテュスの言葉だそうです。

 

・・・現代人はこの何千年もの美徳を知りません。

沈黙と仕事、私が神と呼ぶ見えないものとの深い秘密の対話。

絵の上に再構築されたものはじつは遠くから、とても古い場所から来たことを知りません。

そのかわりに自己をみせびらかし、わいわいがやがや、心のままの衝動的なインスピレーションで、絵が誰でも描けると思わせている。

芸術が大衆化し、したがって俗化し、

無知な芸術家はおこがましくも自分を創造者だと思っている。

創造者とは、もし私がきちんと理解していれば、

神その人です。

 

 

Atelier Balthus (Balthasar Kłossowski de Rola)

ピンタレスト画像より> バルテュスのアトリエ

寄り添う節子夫人。

 

80歳を過ぎてもなお、彼は作品を発表し続けた。

2001年2月18日 93歳でこの世を去るギリギリまで、節子夫人の手を借りながら制作をつづけたそうです。

なんて幸せな人生でしょう・・・* 

Balthus with his wife, Setsuko, in 1998. Reuters; AFP; Corbis; Harumi Klossowska…

ピンタレスト画像より>

節子夫人のそばにいるバルテュスはとても幸せそうです。

節子夫人の美しい横顔。

 

 

毎朝、光の状態を見ます。私は自然な光でしか描きません。電気の光では決して描かない。

空の動きに合わせて変化し、ゆらめく光だけが絵を組み立て、光沢を与えます。

 

光を待ち構えることを

学ばなければなりません。 

バルテュスの言葉> 

 

 

彼は高齢になって目が不自由になりますが、

それでもなお人口の灯りを用いて描くことはしなかったそうです。

 

Balthus in gallery

ピンタレスト画像より> 

 

 

「グラン・シャレのお茶会」

きのうセネシオ様がお話しくださった絵です*

おかげ様で心を打たれる美しい生き方や言葉に出会いました。

この言葉でわたしが変われるとは思わないですけれども・・・

どこかに何か、一滴のよい香りが落ちる。

そんな気持ちです。

 

ありがとうございました ♡

2015年9月25日~10月5日 松屋銀座8階イベントスクエア

『ド・ローラ・節子の暮らし展』バルテュス夫人 スイス グラン・シャレに生きる日々 の案内のページより。

グラン・シャレは1754年に建設された、スイスで最も大きい木造建築物だそうです。

 

1962年 パリでの日本美術展の選定のために、当時 仏文化大臣、作家でもあるアンドレ・マルローの頼みで来日したバルテュス。(当時54歳)

当時上智大学フランス語学科に在学中だった20歳の出田節子(いでたせつこ)さんは、京都のお寺の国宝級の美術品が見られると聞いて、仏使節団の見学に参加したのだそうです。

そこでバルテュスの目に留まりモデルを頼まれる。

知り合った当時社会問題について激しく議論なさったそうです。(素晴らしい!)

1967年に結婚。

 

節子夫人が自ら絵を描くようになったのもバルテュスの影響で、

バルテュスが本当の自分をみつける手助けをしてくれた」

「彼の絵のように私も彼によって造られました」と。

夫妻がスイスに住むきっかけとなったのは、バルテュスがモロッコ時代に患ったマラリア

「スイスの山なら発病しない」という医師の助言からだそうです。

 

 

harumi klossowska de rola - Google zoeken

ピンタレスト画像より> 

写真はバルテュスと愛娘の晴美さん(ジュエリーデザイナー)。

 

バルテュスは亡くなる直前、どうしてもアトリエに行きたがったそうです。

「アトリエで右手を夫人、左手を愛娘の晴美さんが握り、無言で過ごした最後の時間が最も美しい思い出だ」と節子夫人は語ったそうです。

 

バルテュスとの出会いは宿命的なものだった。

 < 節子・クロソフスカ・ド・ローラ伯爵夫人>

 

 ピカソバルテュスを「二十世紀最後の巨匠」と称えたそうです。

 

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ところで、「フランドルの四季暦」P.59の、

"深さもあり、写本の彩色文字を思わせる水たまりに囲まれた、なかなかに豪華なぬかるみです。

・・・・って・・・

?????

 

「写本の彩色文字」は、下のようなものをイメージすればいいですか?

f:id:shellbody:20170818041356p:plain

ピンタレスト画像より>

これと水たまりのイメージを重ねることがむつかしいのです・・。

こんなにきれいな水たまり?

 

それは豪華なぬかるみですけれど 想像できないのです・・・。