台風のすぎていったあとの空は

ドキドキさせてくれる

透明で不安定な空です。

 

すっかり暮れたはずの夜空が 

いつもより明るい不思議な青で、

きれぎれに浮かぶ雲も白く見える。

 

昨夜は磨きあげた銀の皿を太陽にむけたような月で、

真っ直ぐ見つめていると痛くなるような眩しさでした。

銀の月にギラリと鋭く照らされた気まぐれな雲の輪郭は、

あっという間にほどけて消えて・・・

かと思うと灰色に厚く覆いかぶさって月は見えなくなったり、

雲が薄く透けて千切れて

ぽっかりと月だけになったり、

たえまなく流れてかたちを変えてゆくのですから、

ほんとうにおもしろかった。

 

ちょっと息を止めるくらい

きれいな瞬間がありました。

 

 

犬たちを連れて公園でぽかんと空を眺めている時間 

ほんとうにカラッポで・・・

涼しい風が吹いて

どちらかというと少しさびしくて

切りとられた小さな時間、かなり幸せかもしれないと思ってみたのです。

 

 

 

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ピンタレスト画像から>

 

 

 

夜のお洗濯ものを干すベランダで、

遠くの草地から聴こえてくる虫の声はもう

秋の虫の音にかわってきています。