ルー・アンドレアス・ザロメ

 

知らなかったのですが・・・

iirei様のブログで知りました。

 

Lou Andreas-Salome (1861ー1937)

サンクトペテルブルク生まれのドイツの著述家で、

フロイトに師事して精神分析家としても活動した。

ニーチェ(1844-1900)が求婚(失恋)した女性でもあるそうです。

この失恋がニーチェの「ツァラトゥストラ」を世に生み出したといってもいいのかもしれません。

 

この女性ザロメは、

ドイツ人のイラン学者 フリードリヒ・カール・アンドレアスと結婚。

カール・アンドレアスはゲッティンゲン大学の教授としてアヴェスター(ゾロアスター教の根本経典)の伝承に関係した業績が評価されているそうで・・

 

ニーチェの「ツァラトゥストラ(※ 歴史上のゾロアスター教の開祖とは関係なく、思想表現の器としてこの名を利用したということだそうです)と、

配偶者カール・アンドレアスのアヴェスターの研究、伝承との間に、

素晴らしく聡明な女性 ルー・アンドレアス・ザロメが存在するのだと思う。

 

 

また、

オーストリアの詩人 ライナー・マリア・リルケも、

ザロメより深い影響を受けた人物だそうで、

(わたしはリルケを読んでいませんが・・)

リルケザロメ夫妻の案内で2度にわたりロシアを旅行。

1899年の旅行ではモスクワで71歳のトルストイを訪れて、その人となりに多大な感銘を受けたそうです。

ザロメ夫妻の案内によるロシア旅行での、人々の素朴な信仰心に根ざした生活に触れた経験は、

『神様の話』や『時祷詩集』を生む契機の一つとなったそうです。

 

ザロメという女性の交友関係が・・なんとも豪華です・・*

また、

一流の芸術家を刺激し育て、素晴らしい作品を生み出すきっかけを与えてもいる。

一流の人物のまわりには一流の人物が集まるということなのでしょう。

魅力的な女性です・・・*

 

 

ウィキペディアより>

ザラシュトラ(ツァラトゥストラ)の肖像 3世紀

 

 

 

ウィキペディアより>

ゾロアスター教の守護神 プラヴァシ。

ゾロアスター教というのは、紀元前6世紀 アケメネス朝ペルシアが成立した時にはすでに信奉されていた、善と悪の二元論を特徴とする世界最古の一神教なのだそうです。

(内容はわかりませんが説明をそのまま)

 

 

 

ウィキペディアより>

左から ルー・ザロメパウル・レー、ニーチェ。 1882年スイス ルツェルンにて。

レーとニーチェが馬車を牽き、ザロメが鞭を振り回すという悪趣味な写真を撮影。(ニーチェの発案)

ニーチェはマゾヒストなのかな?

 

当時三人の三角関係は均衡していたそうですが・・・

その関係を不道徳なものとみなしたニーチェの妹、エリーザベトによる嫉妬もあり、

ザロメのことを中傷するなどして均衡した三角関係はかき乱され、

結果として 

レー(ドイツの経験主義の哲学者。のちに医師となった)ザロメ

ニーチェを置いて二人ベルリンへと去り、

同棲生活をはじめることとなったそうですが・・

この同棲はザロメの人生にあまり重要な位置を占めていない様子が

ウィキペディアの説明からうかがえます。

 

 

ニーチェは 失恋による傷心、

病気による発作の再発、

ザロメをめぐって母や妹と不和になった孤独、

自殺願望にとりつかれた苦悩 などの一切から解放されるため、

イタリアのラパッロへ逃れ、

そこでわずか10日間のうちに『ツァラトゥストラかく語りき』第一部を書き上げたそうです。

わたしの持っているのは文庫本(手塚富雄訳)ですが・・

第一部だけで100ページ以上あります。これを10日間で書き上げるとは! 驚きです。

 

 

おまえ、偉大な天体よ。

おまえの幸福もなんであろう。

もしおまえが

おまえの光を注ぎ与える相手をもたなかったならば。

 

ツァラトゥストラ 第一部 ツァラトゥストラの序説1 より>

 

 

ツァラトゥストラ」を執筆する孤独なニーチェの心の中には

常にザロメが いたのだと思います。

 

 

 

 

片づけはゆっくりとですが進んでいます。 

きのうは衣類や本をかなり整理。

2015年の室内改装時にかなり捨てたのですが、さらに捨てました。

ニーチェ手塚富雄訳の 「ツァラトゥストラ」は分厚くて、

本が傷んで背の部分が分解して割れてしまっていますが・・・

(膨らんだ文庫本の厚みは3cmくらいある。外れたページを糊で貼り付けて修理しています)

スケールが大きくてなんとなく好きな文章なので

この本は長く捨てないで持っています。

 

好きな箇所にボールペンの赤い線がいっぱい引かれている*

こうした簡潔鋭利な短い文章を「アフォリズム」というのだそうですね・・・

今日知ったこと。(聞いたかもしれませんが忘れていたこと)

ラ・ロシュフコー箴言集の言葉も好きです。

 

 

なつかしい「ゴーリキー短編集」なども出て来て・・

どの作品も素晴らしいのですが・・

なかでも「鷹の歌」など印象に残ってます。

(上田進・横田瑞穂訳編です)

 

好みというものは 

20代の頃から

あまり変わらないものだな・・と思います。

 

 

胡蝶蘭が咲くまで開けない予定だったのですが・・

ザロメはとくべつでした ♡

あとはまた・・

愚痴ばかりグチグチ書く予定なので 閉めます。