濡れたアタマ

 

 

きのう夕方 

リディとグレを連れてまだ明るい藤棚の公園につくと、

ブランコに乗っていた小さな男の子二人とお母さんたちが帰るところでした。

 

リデイたちを見て「可愛い かわいい!」と、男の子たちがそばに来て、

お母さんたちも「きれいですねめずらしい・・何という犬ですか?」とたずねてくださって、

いろいろ楽しくおしゃべり。

 

おなじリュックを背負って犬のそばにしゃがみこんだ男の子たちの

短い髪は濡れてつんつんしているのです。

その可愛らしいこと・・・*

 

「スイミングの帰りですか?」とたずねると、

「そうですそうです」とお母さん。

「濡れたアタマって・・可愛いですよね ♡」というとまったく同感だった様で、

二人のお母さんたちはうなずきながら 豊かに笑いました*

「犬の濡れたアタマも可愛らしいんですよ」 と言うと、

また うんうんとうなずきながら笑ってくださった。

 

リディは仔犬の時から変わずなつこい。

しゃがんだ子供のそばにトコトコ行ってそっと寄り添います。

グレは少しはなれたところで静かに見ている。

小さな子供と犬とのやりとりは、見ていてほんとうにほほえましくて・・・

飾らない真面目そうなお母さんたちも「かわいいねぇ・・・♡」と、にこにこ*

 

小さな手でなでられているリディを、

わたしはこの10年どんなにたくさん見てきたことか・・笑*

時には8本くらいの子供の腕が あちこちから伸びて撫でられた。

 

いろんな思い出がある中でも 心に残るのは、

小さな、

まだ幼稚園に行くか行かないかの男の子が、

小学一年生くらいのお兄ちゃんたちと一緒に公園の隅っこに座りこんで、

棒で地面になにか書いて遊んでいたことがありました。

そこへ、まだ仔犬だったリディが歩いていって・・・

男の子たちによろこんで迎えられて・・・

 

 

いちばん小さな男の子がリディを撫でながら言った 

忘れられない言葉。

 

「この犬 かわいいなあ!・・抱きしめてみようか?」

お兄ちゃんたちは その子のかわいい言葉を受けとめているのがわかりました。

 

 

たしかにリディは小さくて、可愛かったんです。

その男の子も可愛らしかった。

男の子のそろえられた指の ぷっくりとした小さな手が、

リディをそっと引きよせました。

男の子たちとリディとの、その光景全体があどけなく可愛らしくて、

わたしの心に いつまでも輝きつづけています。

 

老犬になった今でも、

なんとなく子供っぽくて甘えっ子なリディ。

静かでひかえめなグレ。

 

 

Best of the Best : Bébé Thuillier.:

A.Thuillier フランス 1880年 

瀬戸内海汽船 星ビルの所有するお人形だと思います。

実物を見たことはありませんが・・とても美しいと思うビスクドールです*

いままで見てきたビスクドールの中で、このお人形がいちばん好きです。

ピンタレスト画像より>

 

 

 

きょうは雨ふり。