shell日記

Pearl&strings

 

 

たこやき器。

 

まあ・・よく捨てずに置いていたものですが・・・

捨てなかったはずです。これは南部鉄器のたこやき器で・・・

たこやきにそれほどの情熱をもった記憶もないのに、

生意気なこと。

 

焦げつかずに焼けるものかどうか?冷蔵庫にあるもので焼いてみました*

 

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チーズとトマト、パセリ、椎茸。

ほんとうはこんなところで写真など撮っている場合ではないのです。(火を止めています)

コナモン協会の皆様からは大顰蹙!!

 

笑っちゃう出来上がり・・* くるりと返すことはできました!

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生地が足りていないし、トマトが妙に甘かった・・・(甘くなくていいのに)

わたしはたこ焼き作りには、すごく向かないと思いました。

何故ならば・・・さささっ!と素早く仕上げないといけないんです。

手早く具材のすべてを入れなくてはなりませんし、

すぐに返しはじめなければいけない。

 

 

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割り箸の先を削って、たこやきの「My返し」をつくるといいそうです。

これはもう少し、尖らせた方がいいみたい*

竹串では弱くて、あつかいにくいのだそうです。

 

 

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持ち手の裏に「南部池永」とあります。

南部鉄器には あたたかい魅力がある。力強くてずしりと重くて・・・

手強い「鉄」というものの魅力。

 

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祖父は鉄鋼業界にいました。

東京の大学を出てそのまま東京で就職・結婚。

父は新宿育ち。新宿の幼稚園に通ったそうです。

いま思うと・・祖父は「戦後鬱」だったのだろうと思うのですよ。

仕事をやめて田舎(九州)に帰った・・・。

本社から重役が2人わざわざ訪ねてきて会社への復帰を促したそうですが・・祖父は断った。

 

ピザやアイスクリームを食べて育ったお嬢様育ちの祖母は、

言葉もよくわからない田舎の生活に耐えられず、

一時期、4人兄弟の一番下の娘だけ連れて東京に帰り籍も抜いていた。離縁したんです。

祖母はヤナセの会長など友達だったと言いますから・・無理もないと思う。

義母(祖父の母親)からの祖母へのあたりも、きつかったそうです。

とにかくもの凄い田舎なんです・・・。

 

祖父は長男である父に、「手紙をかけ!」と命じた・・

父は「お母さん帰ってきてください・・」と何度も手紙を書かされたと言います。

(おじいちゃん・・自分で書けばいいのにね?)

仕事や家の手伝いをさせられて、勉強どころではなかった父。

下に弟とその下が妹。両親の復縁のための役目まで負わされて・・

父が背負わされたものは大きかった。

 

けっきょく祖母は再び東京から田舎に移り・・復縁して生涯を終えました。

祖母の白く長い指は、畑仕事ですべて親指側に先のほうが曲がっていました。

 

北の西の隅にあった祖母の部屋には、

ハリウッドスターの写真が壁にたくさん貼られていたのを思い出します。

子ども心に、なにかその部屋だけちがう世界のような・・隠れ家のような奇妙な印象をうけていた。

映画スターの写真は、祖母の東京の兄から送られて来たものだそうでした。

 

父は、一度は自分たちを捨てて去っていった母親や、

仕事をやめた父親を 憎んでいたのではないか?・・

父が経済至上主義であるのは、

子供の頃にもの凄い生活の落差というものを、

経験したからだろうと思うのです。

 

 

祖母は祖父が亡くなってあと、家の整理をする時に

たくさんの古い漆器の脚付のお膳や椀など、思い切りよく庭に ポイポイと捨てていったそうで・・・

「庭訓往来」や「女大学」の書物漆器の一部など母が拾って残したと言っていました・・

祖母の気持ちも なんとなくわかるような・・・。

祖母はなんでも新しい、きれいなものが好きだったようです。

古いものは大きらいなんです。

 

 

生前、祖母といっしょに岡山から新幹線で上京した時に、

当時は車内販売で帝国ホテル(だったと思います?)のアイスクリームが売られていたのを、

そのアイスをたのむのに・・

祖母はわたしに、

「○○ちゃん二つたべたかったら二つたのんでいいのよ、遠慮しなくていいのよ*」

と言うんです・・・・。

 

一つで十分ですから・・

わたしは一つでいいと言ったのですが・・

 

「そうなの?」 じゃ、

「おばあちゃんは二つたべたいから二つたべよ*」と、3つのアイスを買って、

ほんとうに祖母は 二つぺろりと食べました!!

 

当時は「おばあちゃんって・・スゴォ―――っ!」と思ったものでしたが・・

いま思えばナルホド・・と思う。

新幹線のアイスクリームはなぜか?いつも、

スプーンが折れるほど固かった。美味しかったです。

 

 

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苺ワッフル。薄力粉をたして焼き直して、なんとかカタチになりました 🌸

 

ピタピタしっとり生地です。ほんのり苺の香り。

もう少したくさん苺をつかった方が、色がきれいでしょうね・・・

甜菜糖で茶色くくすんでいますが・・・

わたしは白砂糖より、甜菜糖のまるみのある味が好きです。

 

リディとグレはよろこびました・・・*